AIによるパイプ内の切粉残り判別システムについて

AI
2024.08.09

当社の機械課ではパイプの自動洗浄機を導入していますが、パイプ内にまれに残る切粉は洗浄機で完全に除去できるものではなく、目視による確認が必要となっていました。しかし、1本1本のパイプの中を確認する作業は労力が必要で、また、光の加減などで見えづらい場合もあるため、非常に負荷のかかる作業でした。

今回、検査課で導入したAI外観検査システムをもとに、パイプ内に切粉が残っているかどうかを確認するシステムを新たに内製しました。
※以前の記事はこちら:AIによる鋳物の外観検査装置を開発

こちらのシステムでは、洗浄後に流れてくるパイプを横方向から撮影し、切粉が残っていると判断された場合は、NGとわかるよう画面上に表示します。現在は検証段階であり、人による目視との併用となっていますが、改良を続けていくことで、NG部分のみを人による確認としたり、弾いたりと様々な展開に繋げてくことが可能となります。

今後のアップデートにご期待ください。

ページトップへ